Green・Tea  ONLY ONE

世界にひとつだけのお茶

当店が吟味と厳選を重ねて作り上げた、「これぞ個性的で美味しいお茶だ」と自信を持っておススメできる5種類の

<深蒸し・静岡茶>です。味わいや香りの違いをじっくりとお飲み比べ下さい。

 

Single Origin (単独茶園のお茶は、強い個性をストレートに発します。)

小規模な茶農家には必ず、自慢の茶園があります。そこで育てた茶葉を、他茶園のものと混ぜずに製茶しました。茶農家ごとの個性的な味わいや香りの違いを楽しむには最適な、3つのお茶です。(画像をクリックして頂くと、それぞれのお茶の詳しいご紹介ページに移動します。)

まるわ

香り豊かな「芳」

香り立つ「深蒸し茶」。そのわけは土作りにありました。化学肥料や農薬を減らし環境との協調を考える「茶草場農法」にも取り組む生産者です。

やまは

甘みたっぷり「旨」

「深蒸し茶は、たとえ茶葉の形状が少し細かくなっても、甘みを出すにはたくさんの蒸気を当てることが必要」と考える生産者が作りました。

かねと

鮮やかな緑の「彩り」

「抹茶を溶かしたような色合いと味わい」が深蒸し茶の特長であると考え、品種選びや被覆技術の向上に努める生産者の自信作です。


Blend (個性ある茶葉を合わせると、新しい味わいが生まれます。)

数々の[品評会*]で入賞経験のある当店(成茶加納)の茶職人が、仕上げ加工やブレンド技術に磨きをかけ、最高の味わいになるように仕上げたお茶です。茶職人の「合わせ」の技をお確かめ下さい。

 

*第18回 全国高級煎茶品評会(1991年)(東京都茶問屋協同組合主催)最高級煎茶香りの部 準優勝

*第30回 静岡茶品評会(1994年)(静岡県茶商工業協同組合主催)煎茶亀印の部 静岡県経済連会長賞

*第5回 同一荒茶による仕上技術競技会(2011年)(静岡県茶商工業協同組合主催)

  準優勝・㈶世界緑茶協会会長賞<出品茶100点中.第二位>

*日本茶AWARD (2015年)うまいお茶部門 普通煎茶(日本茶AWARD 実行委員会主催)審査員奨励賞

 

技・成茶 (わざせいちゃ)

味と香りの絶妙なバランス:「整」

一芸に秀でた「香り高い」、「味よい」、「水色抜群」の各茶葉を「合組(ごうぐみ)=ブレンド」して作った、「チームワークの技」が光る、深蒸し茶です。シングルオリジンとは一線を画した、バランスのとれた味わいをお楽しみ下さい。

珠・成茶 (たませいちゃ)

シンプルでさっぱりとした味わい:「素」

珠のように丸味を帯びた茶葉は、仕上げ加工の工程で選別され、生まれます。一煎、二煎と煎を重ねるたびに、少しずつ葉が開いて、おいしさが持続します。主張しすぎない、飾らない香味が魅力的な深蒸し茶です。


 

Blend=合組(ごうぐみ)

 

茶は、コメ、味噌、日本酒、醤油などと同様、産地・銘柄(品種)・グレードの違うものを混ぜ合わせることがあります。

茶では、それを「合(ごう)する」、「合組(ごうぐみ)する」といいます。

その目的は、①一定期間(多くの場合、当年の新茶から翌年の新茶ができるまでの1年間)、同じものを販売するため、

②商品の傾向を変えないで、複数の価格(例:100g1500円、同1000円、同500円)の商品を作るため、      です。

 

 2つのお茶を合わせれば1+1、通常の価値は2です。合わせることで相乗効果が出れば、価値は3に、5に、さらに10に高めることができます。しかし、うまくいかなければ、価値は1、0.8、0.5になってしまいます。

 

 昭和の時代が終わる頃まで、各茶商店には茶方(ちゃかた)とも呼ばれていた仕入れ担当者がいて、

荒茶ごとの品質に合わせた、再製加工や合組の方法について、職人に細かい指示を行っていました。

店によっては、茶方自らがプレイングマネージャーとして、再製加工や合組作業も行いました。

 

 ある茶方は、「ここに某産地の茶があるとする。これを親茶(ベースにする茶)にして、他の茶とかませる(合組する)時には、絶対に喧嘩しないような茶を持ってこないといけない。」、

「それがうまく出来れば、旅(地方・消費地)のお客さんに喜ばれ、自分のところも儲かる。」、

「うまく出来なければ、お客さんに怒られた上に、商談もまとまらないので損する。」と言っていました。

そして、自信ありげに頭と腕を指さして、「組み合わせ(=ノウハウ)は絶対に言えないが、それぞれの茶が仕入れられ、旅から注文が来れば、いつでも自分には出来る」と。

 この茶方は常に、1+1を10にすることを「自分の役目」「やりがい」と考えていたのかもしれません。

 

 あれから30年以上が過ぎ、各茶商店の腕っ利きの茶方は、次々に引退していきました。

またJAS法に基づく一括表示が義務づけられて、彼らの持つ秘蔵ノウハウは公開を迫られました。

さらに次代の仕入れ担当者は、茶成分分析機を使った「客観評価」に重点を置くようになったので、

茶方や茶職人の持つ「主観的な官能評価技術」の活用は、事実上表舞台から消えて行きました。

 

 少し寂しい気がしますが、明るい話題もあります。

数年前に、全国茶商工業協同組合連合会(全茶連)内に組織化された、「日本茶鑑定士協会」の

日本茶鑑定士(主に40~50代)が、これを引き継いでいってくれるかもしれないからです。

全国茶審査技術競技会で優秀な成績を収めている(いた)彼らの、今後の活動に注目していきたいと思います。