特むし叶ふ     店主の心意気を感じて頂きたいお茶

特むし叶ふ(とくむしかのう)100g

4月下旬に摘み取った柔らかなお茶の新芽で作った高級深蒸し煎茶です。柔らかな甘みが上品で、旨味のあるおススメのお茶です。湯温は70~75度で。おもてなしにもぴったり。

¥1,728

  • お届け日数:1~3日

商品名に屋号(叶)を冠した、当店の看板商品です。

 特むし叶ふ」という商品名で販売を始めたのは、1988年(昭和63年)のことですが、実はその4〜5年前から先代店主が試験的に販売していました。

当時の当店は卸売業が主体であったため、販売先である茶店様ごとの嗜好(蒸しの度合い・焙煎の強さ)に合うお茶を作って、納めて(卸売りして)いました。

そのため「成茶加納らしいお茶」「これぞ成茶加納のお茶」というものが、商品として存在していませんでした。

そんな中で先代店主が、「今年の作柄の中で、自分が理想とする品質(味・香り・お湯の色)のお茶、世に問うてみたい深蒸し茶はこれだ!」と、意気込んで作ったのが、本商品の始まりでした。

120g入りの化粧缶詰にして〈48本×10ケース相当〉だったと記憶しています。

深蒸し茶専用の帯網急須がまだ開発されてなかった時代でしたので、深蒸しの中でも特に蒸しの効いた〈特蒸し〉の淹れ方や楽しみ方を説明するのは、容易なことではありませんでした。

しかし飲んでみると、今までに味わったことのない旨味(うまみ)や甘味、抹茶を溶かした時のような鮮緑色のお茶で、多くの方たちを虜(とりこ)にして、注文は増えていきました。

この特蒸しのお茶の評価が高まり、順風満帆に思えた矢先の1987年末、先代店主は急逝しました。後を託された現店主は、先代の想いのこもったこの商品の販売継続を迷わず決断しました。

ただし1988年に手がけたものは、諸般の事情でこれまでとは少し傾向の違うお茶になりました。

このお茶を「新しい取り組み・挑戦だ」と応援して下さるお客様もいましたが、「前の方が良かった」とおっしゃる方もいました。

翌1989年は、「先代の目指していた茶作りを忠実に再現する」ことだけを考えて商品作りをしたところ、多くのお客様から「加納のお茶はやっぱりコレだ。」、「また同じお茶が飲めて安心した。」と言って頂くことが出来ました。

 その後は先代の想いを胸に、その年その年の作柄に合わせて、原料茶の設定・再製仕上げの方法・ブレンド比率を調整し販売を続けてきました。その結果として、お陰様でこのお茶は30余年間継続して販売することができました。

 この先も、店主の心意気を感じて頂ける「お客様の要望を叶える深蒸し茶」を作るために、努力を惜しまず頑張ります。

変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。